光前寺は、早太郎伝説と光苔として有名な寺。 十余棟の堂塔を備え、長野県下屈指の大寺であり、 南信州随一の祈願霊場として広く信仰されています。
| 御 本 尊 : | 不動明王 |
|---|---|
| 宗 派 : | 天台宗(比叡山延暦寺末) |
| 開 基 : | 本聖上人 |
| 開基年代: | 清和天皇貞観二年(860年) |
| 本 堂: | 本尊不動明王及び八大童子をまつる |
|---|---|
| 三 門: | 三解脱門で楼上に十六羅漢を安置 |
| 三重塔: | (長野県・県宝)南信州唯一の三重塔で高さ約17m |
| 弁天堂: | (重要文化財) 光前寺で最も古い建物で室町期の様式がうかがえる |
| 経 蔵: | 霊犬早太郎報恩のため奉納された、 大般若経600巻を所蔵 唐破風造りの向拝の建築美 |
| 仁王門: | 金剛力士像を安置した門 |
| 大講堂: | (阿弥陀堂)昭和55年本尊御開帳記念事業で建立 |
| 鐘 楼: | 昭和35年に再建された1340キログラムの 大梵鐘がある鐘楼 |
| その他: | 本坊(庫裡)、客殿、別院、奉楽堂 他 |
境内全域約6.7ヘクタールが光前寺庭園として
文化財保護法による国の名勝に指定されています。
(昭和42年5月10日付指定)
樹齢数百年の杉並木参道の石垣の間に光苔が見られます。
光前寺の門前周辺にしだれ桜がたくさん植わっています。
毎年4月中旬~下旬にこの桜を夜ライトアップし、幽玄の世界を演出しています。
ライトアップ期間中はセレモニーの他、甘酒サービス、各種アトラクションがあります。
「春宵一刻値千金」といわれるこの時期、美しいしだれ桜をぜひご覧ください。
むかしむかし700年ほど前のはなし。
光前寺には風の様に早く走る「早太郎」という山犬が飼われていました。
ある日、一実坊という旅の坊さまが訪ねてきました。
「遠州(静岡県磐田市)で、祭りの日に娘をお供えする悲しい習わしがあり、それが化け物の仕業なんです。
化け物が恐れている早太郎を探してここまで来ました。
どうか早太郎を貸して下さい。」
それを聞いた光前寺の和尚さんは
「早太郎、行って助けてあげなさい。」
と言いました。
早太郎は一実坊と遠州に向かい、娘の身代わりとなって
化け物の”老ヒヒ”と死闘のすえ退治したのでした。
早太郎は、光前寺にやっとの思いで戻ると、
和尚さんに抱かれて静かに息を引き取りました。
その後、早太郎は「霊犬早太郎」と言われ、
不動明王の化身として、また災難除、
厄払の御利益があると言われ、信仰をあつめています。